世の中には経済上やむを得ず、地位も名誉も、そして家族さえも失い、ホームレスをしている人達がいる。しかし、その中には最愛なる人のために自ら犠牲になりつつも、笑ってホームレスをする人もあれば、資産や財産を持ちながら、なぜかホームレスをしている人達もいることであろう。
彼等は、もうこれ以上失うものは何も無い、逆にもう欲しいものは何も無い、そんな物質文明を乗り越えた、原点の裏側の新たなる人類であるような気がしてならない。
そしてこの中には、私達よりはるかに優れた知能と知識を持った人達も数多く存在していることであろう。そして、そこには誰にも何にも左右されない究極とも言える、治外法権的な一人国家の国王として認められる存在があるのだ。

 ダンボールの隙間から夜空の星を見つめて生きる彼等は、私達の一般的な生活の次元を超えた世界観で、物事を見ていることであろう。また、毎日夢に惑わされ、お金に踊らされて生きている私達を、逆に哀れみを持って見ているのかもしれない。

 ところで君達は、このようなホームレスをする勇気はあるか?インターネッター諸君も今後の最悪経済の状況を考み、この日本経済に左右されないホームレスの生き方を研究し、練習してみてはいかがなものであろうか。ともあれ新たなる諸事情文明人であるホームレス人種に、栄光多大なることを祈ることとしよう。

P.S.
こんなホームレス党代表の私を街で見かけても、石を投げたり苛めたりしないで下さい。そのうち参議院選挙に出馬するかもしれません。


□■□ 撮影スタッフの内輪話から □■□

 今回の撮影、駅で行うということで、当日我々スタッフと氏は駅で待ち合わせをしていたのだが、何と氏はこの衣装のままで駅のど真ん中で我々を待っていたのだ。
  氏を見つけて近寄って行った我々は、氏の姿を見て爆笑…しばらく笑い転げて撮影不能になってしまった。しかも氏は何ら臆することもなく、行き交う見知らぬ人と挨拶を交わしていた(スタッフはしばし呆然)。

さあ、アートリサイクル中村屋に足を運んでみよう。
氏と会話するだけで、何となく楽しい気分になれるはず…。